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小欖で先ず目にしたいものは花です。
一年中花の切れるときは無いほど豊かです。特に10月頃から2月頃まで街中で見られる、鎮の花“菊”は見事なものです。日本で盛んな一輪の菊でなく菊を寄せ集めて作る色々な形は素晴らしいのひとことです。例年11月末から12月始めに菊の展覧会が開かれます。2007年には全中国の菊の博覧会があり、日本からも出展されました。
5月末から6月にかけてこれも街を彩る木綿花、赤い花で街のあちこちで見かけられます。
この花は広東省の花として特に小欖だけでなく広東省あちこちで咲きみだれます。
街を歩いていると気がつきますが非常に街路樹がおおいです。特に街のメインストリートの街路樹は2005年頃より道幅拡張工事と共に街路樹の入れ替え、新規植え付けがおこなわれ相当立派な樹を見ることができます。中には一本で日本円数百万円もする樹があります。これらの樹は隣町の順徳から殆どは来てますが、小欖も昔より栽培が盛んであり、当然地元育ちの樹もあります。
大きな公園としては龍山公園、江濱公園、岡山公園(旧人民公園)がありそれぞれに趣のある公園です。時間がありましたら散歩がてら出かけるとよいでしょう。公園の近くにお茶屋さんがありますので、そこで中国茶を味わうひと時もよいものです。その他鎮内あちこちに小公園があり毎朝多くの人が太極拳等で憩いのひと時を過ごしています。
小欖から小一時間のところにある順徳公園は水を主体とした公園で数万匹の鯉を見ることができます。又植物園ではありませんが花の公園が一時間ぐらい離れてますが南沙にあり、ここも一年中色々な花がたのしめます。
隣町の古鎮鎮と言う街は電灯のまちです、最近日本のホテル、劇場などにあるシャンデリアはこの街で作られたものが多いといわれてます。街中の店が全て電灯屋さんといっても過言でないぐらい軒を連ねています。
日本ですと夏の風物詩となっている花火ですが、小欖では新正月、旧正月及びその他大きな行事のときに花火が打ち上げられます。特に旧正月の花火は一時間近く連続してスケールの大きい打ち上げ花火が見られます。同じ花火の爆竹も正月の風物詩で大晦日には新年にかけて、街中のあちこちで爆竹の音がきかれます。また爆竹はおめでたいことがある時は必ずといってよいほどならします。
春節(中国正月)のときは各家は正月飾りをしますが、日本の松飾に当たるものが実のついたみかんの木の鉢植えです。それと梅ノ木に紅包(日本のお年玉袋)をぶら下げます。(中身は1元が殆どです)正月の終わりには殆どがなくなっています。
現在は未だ実施されてませんが近々街の風景を川、運河より舟で水郷のように楽しむ観光船が始まるものと思います。小欖の川、運河の周りは非常に花、樹木が多いので楽しい舟旅になろうと思います。観光船が始まりましたら是非お試しください。